社長・上司を装った詐欺メールが急増しています(CEO詐欺にご注意ください)
2026.01.05
昨年末頃から、「CEO詐欺(社長なりすまし)」と呼ばれる非常に巧妙な詐欺被害が、全国的に急増しています。この詐欺は個人だけでなく、企業にとっても深刻な金銭的被害につながる危険性があります。
「自分は大丈夫」「怪しいメールはすぐ分かる」と思っていても、近年のCEO詐欺は従来のなりすましメールとはレベルが違います。ぜひ最後までご覧いただき、被害防止にお役立てください。
CEO詐欺(社長なりすまし)とは?
CEO詐欺とは、社長や役員、上司になりすまして送られてくる偽のメールや連絡を使った詐欺手口です。犯人は、実在する社長や上司とよく似た名前やメールアドレスを使い、口調や文章も本物そっくりに装って連絡してきます。
メールの内容は、「至急送金してほしい」「極秘案件なので他の人には言わないでほしい」「今すぐ対応が必要だ」といった、受け取った人を焦らせるものがほとんどです。
最近では日本語も非常に自然で、一見しただけでは偽物だと気づきにくいケースが増えています。
なぜCEO詐欺は危険なのか?
CEO詐欺が特に危険とされる理由は、本物と見分けがつきにくい点にあります。送信元のメールアドレスが本物と一文字だけ違っていたり、社内で実際に使われていそうな言い回しが使われていたりするため、冷静な判断が難しくなります。
さらに、「緊急」「返信不要」「他の人には確認しないでほしい」といった言葉で考える時間を奪い、通常の社内確認フローを飛ばさせようとするのも特徴です。
実際に発生している被害
この詐欺は日本国内だけでなく、世界中で被害が報告されています。大企業であっても被害に遭い、数百万円から数千万円規模の不正送金が行われた事例もあります。
一見すると普通の業務連絡に見えるため、忙しい業務の合間に対応してしまい、後から詐欺だと気づくケースも少なくありません。
こんなメールが届いたら要注意
「今すぐ対応が必要」「誰にも相談しないでほしい」といった強い言葉が使われている場合や、普段の社内ルールとは異なる依頼が突然届いた場合は注意が必要です。
また、送信元のメールアドレスがいつもと違う、電話や別の方法での確認を避けるよう指示されている場合も、CEO詐欺の可能性があります。
怪しいと感じたときの正しい対応
少しでも不審に感じた場合は、決してその場で対応せず、まず落ち着いて確認することが大切です。メールにはすぐ返信せず、社長や上司本人に電話や対面など、別の手段で事実確認を行ってください。
また、メール内のリンクをクリックしたり、添付ファイルを開いたりするのは非常に危険ですので、絶対に行わないようにしてください。
最後に
詐欺の手口は年々進化しており、「本物だと思い込んで行動してしまった結果、大きな損失につながった」というケースが後を絶ちません。
疑わしい連絡を受け取ったときに「必ず確認する」という習慣を持つことが、被害を防ぐ最大の対策です。
社内全体で情報を共有し、日頃から注意意識を高めておきましょう。